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Ryzen7 3800Xはゲーミング最強か 9700Kや3900Kとベンチマークや実ゲームで比較レビュー|浅広ゲー

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Ryzen 3000シリーズの現在の上位2番手である3800X。

コア数こそ3900Xに劣るもののクロックでは密かに優位という説が。

そんな3800Xこそゲーミングにおいて最強では?と思い購入しました。

いつものようにベンチマーク等での比較やリテールクーラーでの温度等をレビューしていきます。

 

 

目次

 

 

 

仕様比較

CPU名 Ryzen7 3800X Ryzen9 3900X Core i7 9700K
コア数/スレッド数 8コア16スレッド 12コア24スレッド 8コア8スレッド
ベースクロック 3.9GHz 3.8GHz 3.6GHz
ブーストクロック 4.5GHz 4.6GHz 4.9GHz
オールコアブースト 最大4.35Ghz? 最大4.2GHz? 4.6GHz
製造プロセス 7nm 7nm 14nm
TDP 105W 105W 95W
内蔵グラフィック × ×
オーバークロック

 ※オールコアブーストの値はこちらの環境での実測値になります

 

コア数では3900Xに劣る3800Xですが、ベースクロックでは上回ります。

ブーストクロックがメーカー表記では0.1GHz劣りますが、全てのコアを使用する場合のクロックでは私の環境では3800Xの方が高いです。

 

海外のサイトでも全コアだと3900Xが4.125程度で3800Xが4.35程度といわれているので、オールコアブーストは3800Xの方が高いと思われます。

 

コア数で劣りながらもTDPが同じなのはこのオールコアブーストの差が理由かと考えていますがどうなんでしょう?

 

 

付属クーラーについて

WraithPrism with RGBというCPUクーラーが付属しています。

おそらく3900Xに付属していたのと同じものですね。

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ファンの電源をつなぐだけでも発光しますが、付属のケーブルを使用してコントローラーとつないだり、USBで接続して同期させて光らせる事もできます。

 

ちなみに以前から言ってますが、このクーラーのヒートシンク部に塗られているグリスの量がすごく多く、基本的にはみ出ます。

今回取り外してみてそのはみ出っぷりに驚きました。

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これ、取り外して拭こうとするとティッシュがピンに引っかかったりする恐れもあるので、自分は取り付けたまま拭きました。

 

最初から塗られているのを拭いて、別途購入したグリスを使用するのをオススメしますがそれでも多少おおめに塗らないといけないかもしれません。

理由は、これも以前から言うようにCPUとの接触面に段差があるためです。

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この段差を埋めるために大量にグリスを塗ってるとしたら、ここの精度から先に何とかしてほしいですね。

 

 

検証環境

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検証で使用したパーツ類は以下の通りです。

CPU Ryzen7 3800X Ryzen9 3900X Core i7 9700K
CPUクーラー Wraith Prism with RGB CoolerMaster Hyper Evo212
マザーボード MSI B450 Gaming Plus Asrock Z370M Pro4
メモリ CFD DDR4 2666MHz 8GB×2 CL16
グラフィックボード GIGABYTE GTX1080 G1 OC
SSD Samsung 860EVO 500GB 2.5inch
電源 Corsair RM1000X(GOLD 1000W)

 

前回の3900Xの検証の構成と同じです。

CPUクーラーを変更しようかと思いましたが、温度見ながらテストしてて70℃越える事が無かったので付属のクーラーを使用しています。

 

B450マザーなのは特に問題ないのは確認済み。(レビューはこちら

できればもっといいメモリを用意したかったです。

メモリクロックをもう少し上げたかった。手動でいじってみましたが2666MHzにしてタイミングをCL16にするのが一番よさそうだったのでそうしてます。

 

あとグラボ・・・もっといいの欲しい(2080SUPER待ちおじさん)

手持ちがこれしかなくて申し訳ないです。

 

 

ベンチマーク結果

Cinebench R15

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 定番のCPUの性能ベンチ。

全てのコアを使用したマルチとコア単体の性能を見るシングルがあります。

 

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マルチはコア数やスレッド数に比例した感じです。

3900Xの3000オーバーが凄いですが、2000オーバーしてる3800Xも充分凄いです。

 

 

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予想通り3900Xよりシングルは高いです。

9700Kにはわずかに及びませんが。

 

 

FF15ベンチ

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重いほうのFFベンチマーク。

グラボのパワー不足が否めないので検証としては微妙かもしれません。

 

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3900Xと9700Kの中間くらいのスコアになりました。

9700Kと比較して差が2%未満というもはや誤差レベルです。

 

 

FF14漆黒のヴィランズベンチマーク

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こちらはFFベンチの軽い方

 

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FF15ベンチと同じように3900Xと9700Kの中間あたりに。

FF系はINTEL本当に強いです。

 

 

R6S

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人気FPSタイトルのベンチマーク。

少し古いですが240fps出せるかどうかが気になる人向け。

 

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3900Xにも若干負けましたが中画質で平均240fps以上出ています。

最低画質なら安定して240Hzモニターで運用できますね。

144Hzなら最高画質でも余裕。

 

 

PUBG

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バトロワ系人気タイトル。

そこそこ重たいです。

FHDのフルスクリーンにて降下後に特定の距離を移動中のfpsを測定しました。

 

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低画質以外では3900Xをわずかに上回りました。

高画質でも144Hzでプレイできますね。

9700Kには明確に勝利しています。

 

 

Fortnite

こちらも人気バトロワ。

同じように降下して特定の距離を移動してるところを計測しています。

低画質は解像度も低くなるほか映像的にも見づらいので参考程度で。

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低画質時以外は殆ど横並びに。

低画質は軽すぎるせいかコア数スレッド数が多いほうが有利なんでしょうか?

一番選ばれそうな高画質設定だと3800Xが少し抜けています。

 

 

ベンチ結果まとめ

ゲーム性能で3900Xより3800Xがほんの僅かに上かと思われます。

12コアをうまく使えるゲームがあれば話は変わるかもしれませんが。

 

ただ、9700Kにはまだ若干及ばないか良くて引き分けといったところでしょうか?

シングル性能で若干劣っているのをスレッド数の差で覆せませんね。

スレッド数がゲームにはあまり有効でないのが分かります。

 

マルチスレッドをオフにして性能は上がるか?

おまけ程度ですが、マルチスレッドがゲーム性能に与える影響は少ないと思われ、じゃあマルチスレッドをオフにすれば却ってゲーム性能が上がるんじゃないかと思い試してみました。

 

 


 

AMDが配布しているRyzen Masterというソフトを使用してOS上からマルチスレッドをオフにできます。

オーバークロック制御用AMD Ryzen Masterユーティリティ | AMD

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これで8コア8スレッドになりました。

 

この状態で試した結果

FF14ベンチでは1%程度スコアアップ

FF15ベンチでは1%程度スコアダウン

という結果になりました。

マルチスレッドも一長一短といったところでしょうか。

 

殆ど意味がないうえに、ゲーム以外の作業で性能が下がると思うので素直にオンのままにしておくことをオススメします。

 

 

温度について

付属のクーラーを使用して温度を確認しました。

OCCTというソフトを使用しCPUの使用率を最大にして温度を確認。

 

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6分経過しても最高で78℃といったところでした。

が、70℃を超えたあたりで微妙にクロックダウンするので、もしかすると冷却が足りてないかもしれません。

 

ただ、ゲームプレイ中は70℃を超える事はなくクロックも4.35GHzをキープするので実使用としては付属のクーラーでも十分かと思われます。

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心配な人は大型空冷か240mm以上のラジエーターの水冷を使用しましょう。

 

ゲーマーならベターなCPU

3800Xの

悪かった点

・ゲームだけで見るとIntel最上位には一部負けてる

・AMDなのに高い

 

正直負けてるといっても一部では普通に勝ってるのでトータルで見ると互角でしょう。

金額の点も性能で見れば特に文句はなく「今までのイメージで言うと高い」といったところですね。

 

良かった点

・最上位の3900Xより安くてゲーム性能は上

・それ以外の性能もIntelCPUを超えている

・付属クーラーでそれなりに冷える発熱量

・B450でも安定して動く

 

 

思った通り3900Xよりも現状では3800Xがゲーム性能は上でした。

実売が1万円以上離れていることを考えるとゲーマーなら3800Xという選択肢はアリ。

 

ゲームしかしない!って人はより格安でシェア数がウリのIntel 9700Kの方がオススメできますが、それ以外の性能も加味すると3800Xを選ぶのはベターだと言えますね。

 

ただ、オーバークロックで簡単に1割程度クロックアップできるIntel CPUに対しRyzenはオーバークロックできる幅が今回も殆ど無いと言われています。

オーバークロックまで考慮すると話は変わると思いますが、それはまた別のお話という事で・・・・

 

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