ASUS TUF B450M-PLUS GAMINGをレビュー ZEN2 3700Xでの使用感

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格安B450マザーであるASUS製のTUF B450マザーを購入して2週間ほど使ってみたのでレビューしました

仕様

仕様
ソケット AM4
チップセット B450
サイズ規格 MicroATX
対応CPU Ryzen1000 2000シリーズ 3000シリーズはBIOS Verによる
その他Athlonシリーズ等にも対応
対応メモリ DDR4 288pin
背面I/O USB3.1 Gen2×1 USB3.1 Gen1×2 USB2.0×2 USB3.1 Gen2(typeC)×1
PS/2×1 HDMI×1 DVI-D×1 有線LAN×1 Audio In/Out
メモリスロット数 4スロット
SATA3.0port 6
m.2 slot SATAorPCI-E×1(Atholon使用時はSATAのみ)
拡張スロット PCI-E3.0x16  PCI-E2.0x16 PCI-E2.0x1
ボード上端子類
RGB 12V4pin 1
ARGB 5V3pin
USB3.0 1
USB2.0 2
ファンコネクタ CPUファン用×1 ケースファン用×2
(4pin)

対応CPUについて

Ryzen1000シリーズ、2000シリーズに関しては完全に対応しています。

Ryzen3000シリーズ(ZEN2)とAthlon 3000Gに関してはBIOS(内部に保存されたシステム)のバージョンが2019年6月以降のものでないと対応していません。

BIOSは製造時点での最新版が適用されるので、店舗にずっと在庫で置かれてたものでもなければ現在流通してるのは基本的に対応しています。

3000シリーズ対応バージョンの場合は外箱に「3000 Ready」のシールが貼られています(たまに張ってなくても対応しているものもあります)

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BIOSバージョンアップにはそのバージョンで対応可能なCPUが必要になるので、3000シリーズで使おうと思っている人は外箱を確認して購入しましょう。

ちなみにAmazonで購入する場合は現在ならでZEN2対応品が届くと思います。(保証はしませんが

対応メモリについて

DDR4規格のメモリに対応しています。

最大4本使用可能。

対応周波数は定格2666MHzまで、オーバークロックの場合は3466MHzまで。

といっても3600MHzのオーバークロックメモリ使えましたけど。(オーバークロックなので動くは保証できませんが

背面I/Oについて

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背面I/Oはカバーがついてますがパネル一体型ではないので注意。

USB-A端子が合計5個と少なめ。

低価格マザーには珍しく?USB-Cが一個あるのはちょっと嬉しい。

映像端子はDVI-DとHDMIでDPは無し。

オーティオは最小限の3ピンにのみ。

ボード上スロット・部品等

CPU用電源回路

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4+2フェーズのVRM。電源コネクタは8pin×1。

控えめなヒートシンクがついています。

決してフェーズ数は多くないですが、高品質な部品を使い数を減らして故障率を下げる設計思想らしいです。

コンデンサには125℃の高耐久品が使われているので寿命は長そうですね。

使用時のVRM周りの温度に関しては後ほど

メモリスロット

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4スロットでラッチが片方だけの片ラッチになります。

2色に分けされています。

色の同じところに2枚さすとデュアルチャンネルで動作するので目安にどうぞ。

拡張スロット

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最上段と最下段にx16、2段目にx1のPCI-Eスロット。

最上段はCPU直結のPCI-E3.0で、スチールで補強されており大型のグラフィックボード使用時の破損の恐れが低いです。

現行のBIOSではPCI-E4.0対応のRyzen3000シリーズを使用しても3.0になります。

2段目と最下段はチップセットとつながったPCI-E2.0になりスチールの補強もありません。

ストレージ用

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SATAポートは合計6個。

そのうち2個は横向きで配線がしやすい位置に。

M.2スロットは1個。

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尚AMD系マザーによくあるようにM.2スロットにSSDを接続するとSATAポートの一部が使用不可になります。

ケースファン用端子

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背面側とフロント側に2か所あります。

ライティング用RGBコントローラー

4pin12VのRGBコントローラーが一つあります。

最近主流のアドレサブルRGB用の3pin5Vは無いので注意。

アドレサブルRGBを使用したい人は別途コントローラーを用意するか、コントローラー同梱の製品を使用しましょう。

その他外観

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チップセットや背面I/OのカバーにはTUFのロゴが入っています。

またボード右下にはライティング付きのロゴ。

電源ユニットに通電していると待機状態でも点灯します。BIOSでも消せない模様。

Ryzen 3700X使用での電源回路温度

4+2フェーズという数でみると貧弱なCPU電源回路ですが、実際に3700Xに負荷をかけて確認してみました。

室温18℃でケースに入れない状態での使用になります。

CPUクーラーはサイドフロークーラーである虎徹を使用。

負荷としてOCCTというソフトを使用してCPUの使用率を100%にした状態で20分キープ。

その状態で電源回路周辺の温度と、CPUのクロックをチェックしました。

温度の計測には非接触式温度計を使用しています。

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5分経過時

電源回路付近の温度は最大49℃

クロックは4.2GHz前後

10分経過

最大61℃

クロックは4.2GHz前後

20分経過

最大67℃

クロックが4.05GHz前後

クロックが5分経過時よりも0.15GHz程度低下しました。

CPU温度は5分時から変わらず60℃前後だったので、電源回路の温度上昇によるクロック低下でしょうか?(関係ないけど虎徹でこんなに冷えるんですね

テストは室温18℃かつケースに入れていない状態なので、真夏にケースに入れた状態だと電源回路はさらに高温になる事が予測され不安です。

CPUが冷えていてCPUクーラーのファンが低回転なため電源回路にあまり風が当たらなかったのも要因かもしれません。

CPU周りのエアフローが少ない簡易水冷の場合はちょっと怖いですね。

正直なところ3700Xでの使用はちょっと辛いかもしれません。

メモリ安定性に関して

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CPUを3700Xにし、激安OCメモリのSniperX 3600を使用して3600MHzでメモリを使用してみました。

一部のマザーでは3600MHzでの起動失敗するという噂も聞く安物メモリですが、TUF B450Mではすんなり起動しました。

RAMtestというメモリテストソフトにてテストしてみましたが、3600MHzでもエラーはでませんでした。

メモリの安定性は良好と言えるとでしょう。

ただ、3600MHzはサポート外ですしメモリの個体差やCPUの個体差など色んな要因も絡みますので、基本的に2666MHzで使うのを推奨します。

動かない可能性は十分にあります。

使用感について

3700Xと激安OCメモリを3600MHzで2週間使用しました。

用途は主にゲームでグラフィックボードは2060S。

基板が妙に厚みがあって組み立て時に安心感がありました。

使用中は一度も不安定になる事もなく、起動時に変にコケたりもありませんでしたし色んなベンチ回していても安定していました。

上で電源回路の温度上昇によるものと思われるクロック低下がありましたがゲーム中だと特に気になりませんでした。(クロックを表示しながらゲームしています

もしかしたら気づいてないところでクロックダウンしていたかもしれません。

設定用のソフト等は特に使用しませんでした。

Ryzen 3600以下で使うならオススメ

3700Xで使用する場合は電源回路に不安がありますが、3600以下で使用する場合なら大きな問題にはならないでしょう。

低価格ながらスチールスロットや4スロットのメモリと低価格ゲーミング等で使用するならコスパの良い製品だと思います。

独特なデザインなので、そこを許容できる人はどうぞ

関連:Ryzen5 3500とRTX2060 SUPERで組む12万円ゲーミングPC ベンチマーク等まとめ – 浅く広くPCゲーミング

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コメント

  1. 吉川 太郎 より:

    大変参考になりました!
    X570 のマザーボード買う寸前でした。
    B450M-PLUS GAMING でも 3600 MHz のメモリ動作するんですね。

  2. yaruoFPS より:

    3600MHzで動くかはメモリの品質や個体差によって左右されるので保証はできません。(追記しまいた
    そこまで差が出る訳でもないので2666MHzでの使用が無難だと思います

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