9100F+GTX1650SUPERで組むOS込み8万未満なゲーミングPCを自作

グラフィックボード
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RX570が暴騰してしまった現在、次なる候補となるGTX1650SUPERを使用してゲーミングPCを組んでみました。

パーツ構成の解説やゲーム性能をまとめています。

簡単解説な動画版もあります

www.youtube.com

パーツ構成

※画像はグラボ縦置きキットを使用しています

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パーツ名 メーカ名 型式 実売
CPU Intel Core i3 9100F 10,000円
グラフィックボード Zotac GTX1650 SUPER 22,000円
マザーボード ASRock H310CM-HDV/M.2 6,500円
メモリ GSkill DDR4 8GB×2 OC 3600MHz 7,500円
ストレージ シリコンパワー SSD 512GB 6,500円
電源 玄人志向 550W ブロンズ セミプラグイン 5,000円
ケース SAMA 黒鴉 4,000円
OS Microsoft Windows10 home 16,000円
合計価格 77,500円

OS込みで7万後半で収めています。

実売価格は2020年1月時点での大体の価格になりますが、メモリ関連が値上がり傾向にあるのでもしかすると時期によってはもう少し上がるかも知れません。

パーツ別解説・選定理由

CPU

Intel Core i3 9100F

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Intel第9世代のCore i3。

4コア4スレッドですが第8世代にはなかったターボブーストを実装。

結果としてシングルコアで最大4.2GHZ、全コア時に4.0GHzで動作するローエンドモデルとは思えないクロックに。

その為3世代前のi7 6700Kにも並ぶゲーム性能となっています。

型式末尾の「F」は映像出力無しのモデルを表し、マザーボードの映像端子が使用不可となりグラフィックボードが必須になります。

そのデメリットの為、価格が抑えられており実売が1万円未満となっています。

ゲーミングで使用する場合はグラフィックボード前提なのでデメリット0なので非常にコストパフォーマンスが良いです。

AMDかIntelかで悩む場合、ゲーミングPC用でこの価格帯は文句なしにIntelになると思います。

グラフィックボード

Zotac GTX1650SUPER

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GTX1650SUPERチップを搭載したZotac製のグラフィックボード。

コンパクトなサイズですが二つのファンを備えています。

ファンはデフォルトだと常時回転で低負荷時のファン停止はありませんでした。

映像出力はHDMI・DP・DVI-Dが1個づつ。DVI-Dがあるのは古めのモニターを使用している人には嬉しいですね。

バックプレートが無いのはこの価格帯では仕方ないですね。(最近のGIGABYTEは低価格帯でもつけてくれて好き)

マザーボード

ASRock H310CM-HDV/M.2

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低価格向けチップセットのH310を搭載したASRockの激安マザーボード。

7,000円を切る実売価格ではありますが

・メモリスロットが2個

・RGB系のコントローラーなし

等の点が気になりますが

・背面のUSB-A端子が6個

・ケースファン端子が2個

などの安いながらも使いやすさが光ります。

CPU用の電源回路も外観上簡素に見えますが、使用するのが9100Fと消費電力が低めなモデルなので使用上特に性能低下もなく問題はありませんでした。

メモリ

G.Skill SniperX F4-3600C19D-16GSXWB

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GSKillのSniperXシリーズというオーバークロックメモリ。

3600MHzの動作も可能ですが、あくまでオーバークロックなので使用するマザーボードやCPU次第。

ちなみに今回のマザーボードでいうとそもそもオーバークロックに対応していません。

なのでこの構成だと標準動作の2133MHzか手動で変更してCPU定格の2400MHzでの使用になります。

大差ないので2133MHzにしています。

なんで意味なくオーバークロックモデルにしてるかというと年中パソコン工房でセールしてて安いからです。

ゲーミングには十分な8GB×2の16GBで7,500円くらいで買えます。

Amazonだと結構値段がブレるので大人しく定格メモリの定番のCFD Crucialの2666MHzモデルをオススメします。

こちらはデフォルトで9100Fに合わせて2400MHzで動いてくれます。

ストレージ

シリコンパワー SSD 512GB

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ストレージはSSDで500GB以上あれば特に拘っていません。

ストレージ性能にあまり興味がないので大手メーカーから適当に選んでいます。

セール等で安いならWDやサムスン辺りでも。

配線等が楽なのでM.2タイプのSSDを選んでも良かったのですが、微妙に価格差があるので2.5インチにしています。

電源

玄人志向 80PLUS Bronze 550W KRPW-BK550W/85+ 

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格安電源の定番の玄人志向のブロンズ電源。

セミプラグインタイプなので配線がスッキリ。

玄人志向の電源というだけで批判してくる人もいますが、80plusブロンズ以上だと特に悪い印象はないですね。

電源ユニット程イメージだけで評価されてるパーツはないかなと思ってます。

ケース
SAMA 黒鴉

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4,000円で買える格安ATXケース。

格安なのにサイドパネルが強化ガラスなのがウリ。

マザーボードがMicroATXなのでATXケースだと中がスカスカ感もありますが、将来のパーツ変更なども想定してATXケースにしています。

関連:4,000円以下のATX強化ガラス付きPCケース SAMA 黒鴉 レビュー – 浅く広くPCゲーミング

コンパクトかつさらに安いVersa H18もオススメ。

ゲーム性能について

実際のゲーム性能をチェック

オンラインタイトルに関しては実際のプレイを考慮して、Discordを使用しながら測定しています。

FF14ベンチマーク

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FHDフルスクリーン

最高画質設定:スコア11856

あまり参考にする人はいませんが、自分の確認用に一応

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Fortnite

全てFHDのフルスクリーンで

競技設定:最低140fps 平均 190fps

最高設定:最低58fps 平均 80fps

比較的軽いFortniteだと競技向け設定でごく稀に140fpsになりますが平均で190fpsも出ているので、非常に快適です。

最高設定の場合でも60fps基準で言えば割と余裕ですね。

※競技設定:「最低画質」から3D解像度と描写距離だけ最大にしています。最低画質の

ままだと正直キツイ

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Apex Legends

全てFHDのフルスクリーンかつ垂直同期をオフで

全て最低画質:最低130fps 平均180fps

全て最高画質:最低80fps 平均110fps

こちらも最低画質なら結構快適。

最高画質にしても割と余裕です。

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PUBG

全てFHDのフルスクリーン

最低画質:最低120fps 平均160fps

最高画質:最低55fps 平均70fps

最低画質でもちょっと重ためですね。それでも平均は160fps出ています。

最高はかなり重たいですね。正直中画質くらいまでかなと思います。

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R6S Rainbow SIX Siege

全てFHDのフルスクリーン

低画質:最低180fps 平均210fps

最高画質:最低125fps 平均160fps

シージは最高画質でもかなり快適な部類ですね。

低画質ならまず140fps割らないレベルです。

ゲーム性能まとめ

流行りのタイトルにおいては画質を低めに設定すえば144Hzモニターで遊んでも充分に快適でしょう。

以前RX570と9100Fで組んだ時はPUBGなどで100fpsくらいまで落ちて気になりました、その点平均して殆ど160fps以上出ているのでプレイ時の違和感は減っていると思います。

対人系のオンラインゲームをガチでやるにしても充分な性能だと思います。

オフライン系の高画質な最新タイトルは試していませんが、中画質程度なら60fpsは出るんじゃないでしょうか。

温度や安定性について

今回の構成はCPUファンを除くとケースファンはケース付属の120mm背面ファンが1個だけです。

その構成にてAPEXプレイ中のCPUとグラボの負荷がフルに近い状態が20分ほど続いた場合でも

CPU最大:65℃

グラボ最大:72℃

でした。

測定時期が1月で室温22℃での測定になるので、真夏だともう少し上がると思いますが、十分に冷えてると思います。

ローエンドな部類なので発熱がそこまで大きくないので背面ファン1個でも十分なんでしょうね。

また、フレームレートの測定などで高負荷な状態で5時間程度使用していますが、今のところ好調です。

不自然な動作やフリーズ等もありませんでしたよ。

パーツを変えるとすれば

特にどのパーツも悪くはないので、アップグレードするならCPUかグラボになると思います。

使用しているマザーボード的にCPUは9400Fあたりが限界かなと思うので、9400Fに変えるとしてその場合はグラボもRTX2060くらいにしたいですね。

もしどちらかだけ変えるとすれば難しくて、低画質でもっとフレームレートを出したいならCPU、今のフレームレートで中画質以上でプレイしたいならグラボかなと思います。

低画質でプレイしていると、FortniteやR6SだとCPUの方が余裕がなかったですからね。

まとめ的な

激安だったころのRX570を使用した場合と比較するとコストパフォーマンでは負けてる気がします。

ただRX570は暴騰しましたし、ゲーム性能的にも10%程度は上昇していると思うのでこの構成も悪くないと思います。

特にCPUとグラボのバランスは非常に良くて、画質を落とせばCPUがネックになり、上げればグラボがネックになるのでどちらも限界近くまで使用できてると感じました。

2020年の格安構成のスタンダードだと思います。

おしまい

関連:2020年版 予算別 自作PC,ゲーミングPC構成例4万から15万までオススメ構成7種類 – 浅く広くPCゲーミング

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